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遠近と奥行きがポイント・幹枝根ブラシ素材・光差し込む林の描き方

多くの木々が乱立する森や林。
1コマなら楽しく描ける風景も、数コマ、数ページと続くと
うんざりを通り越し、泣きたくなる作業へと変わります。

しかしデジタルのブラシ素材を使えば、涙涙の作業も最後まで楽しい気分のまま終えられるでしょう。
 

このページでは幹枝根ブラシ・杉を使用した光の差し込む林の描き方をご紹介します。

ブラシ素材の線幅補正方法はこちら

ブラシ素材の基本は こちら

 

 

光差し込む林の風景を描く・メイキング

 

 

自然風景を描くには写真を参考にすると、リアリティが出ます。
イメージに合う写真を探し、それを参考にラフを描きます。

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幹枝根ブラシには4つ (+α)の種類があり、これら組み合わせて作画を行います。

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※幹枝根ブラシ素材の使い方とコツの詳細はこちら

 

 

 

それでは林を描いていきます。
始めに幹ブラシを使って手前の幹を描きます。

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下に新規レイヤーを作り、茂みを描きます。
※モコモコ葉ブラシ、黒草ブラシ使用

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白地を非表示(透明部分を表示)にした状態。

ブラシにはこのように白地が入っています。
この白地を利用して作業効率を上げていきます。

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幹と茂みの下に新規レイヤーを作り、少、極小サイズの幹枝根ブラシで奥の木々を描きます。

奥の木々は幹と茂み白地の下に隠れているので、切り取る手間を省くことができます。

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同じ要領で、下に新規レイヤーを作り、奥の茂みを描きます。
把握できる範囲でレイヤーを別にすると微調整や修正に便利です。

※モコモコ葉ブラシ、手描き風斜線ブラシ使用

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木々を描きえ終えたら最下部にグラデトーンを貼ります。

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グラデトーンの上から透明色or白色で奥の木と葉を描きます。
※黒葉ブラシ大(広範囲)使用

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上から2枚目のグラデトーンを貼ります。

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上に新規レイヤーを作り、透明色or白色で木と葉を描きます。
2枚のグラデトーンで2重の奥行きが出ました。

※黒葉ブラシ大(広範囲)使用

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レイヤー最上部・手前の根元にグラデトーンを貼ります。

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手前の茂みに斜線のアクセントを少し入れ、奥の茂みと馴染ませます。
手前の木々の両脇に白フチを加え、形を強調して遠近感を出します。

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差し込む光を表現するため、射光の選択範囲を取ります。

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選択範囲にホワイトトーンを貼り、薄く射光を作りました。

更に上から差し込む光を強調するため、奥の木々の上部を白でぼかします。

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ホワイトで射光の線と光の球をまぶして完成です。

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最終的なレイヤー構成です。

レイヤーを複数に分けると修正が手軽になり、仕上げ効率も上がります。
修正を終えたら、レイヤーを統合してOKです。

※ここでは手順どおりに小分けにしていますが、レイヤー数は自由でかまいません。

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このように、ブラシ素材を使えば木々の乱立する林も簡単に描くことができます。

是非ご利用ください。

 

 

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