角度のついたアオリは平面と比べてパーツの見え方が変わります。
何かが変だなと気づけるのは、目が肥えて上達してきた証拠なので
喜ばしいことですが、原因がわからなければ適切な対処はできません。
「何か変」の理由は大抵、
筋肉や骨の存在、立体を見落としているためです。
アオリの首が変な理由
首は垂直ではなく、斜めについているので、
きちんと斜めにつけたのに。
何か安定していない…。
原因は僧帽筋が欠けているためです。
首の後ろ、耳の高さから始まり、肩、背中にかけてついている筋肉です。
これでかなり安定しました。
このままでも十分ですが、さらに安定させるには
胸鎖乳突筋を追加します。
「なんとなく首筋にある線」として認識している人も多い箇所ですが、
アオリの角度が増すほど首の輪郭に影響してくる筋肉です。
首を上下したり回す筋肉でもあるので、
首を回したときの浮き上がり具合なども表現できると、色気が出ます。
アオリでよく見かける首にある線は、首と胸鎖乳突筋との境目の線です。
一つ加えるだけで奥行きが増します。
PIXIV FANBOXで有料の『デッサン講座』を行っています。
解剖学や技法などの理論に基づいた理解を深めたい方は
画像をクリックしてページに飛んでください↓
関連素材