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視点をちょっと変えるだけ・岩壁ブラシ(白)で俯瞰の崖メイキング

岩にはさまざまな描き方や質感があり表現方法は多種多様です。
そしてモノクロでのデフォルメ化が非常に難しい立体物です。

岩壁ブラシ(白)を使えばその厄介な岩々も画面をペンで撫でるだけ。
このページでは急角度のフカン(上から見下ろした構図)の崖の描き方をご紹介します。
 

ブラシ素材の線幅補正方法はこちら

ブラシ素材の基本は こちら

 

 

岩壁ブラシ素材・俯瞰の崖の描き方

 

 

岩壁ブラシをストロークをすると、このような岩壁が数十秒で描けます。

2016y06m10d_200036047

 

 

 

軽度のフカンであれば「ゆがみ変形機能」を使えばOK。

2016y06m10d_200036049

しかし急角度の変形では立体が大きくゆがみ、
不自然な見た目となってしまうたので工夫が必要です。

 

 
 

それでは急角度のフカンを描いていきます。
まず
大まかなパースラインを決め、背景のイメージラフを描きます。

2016y06m10d_200222518

 

 

 

次に下準備として、ブラシの向きの設定を変えます。

青枠のプルダウンから「線の方向」にチェックを入れ、
向きを90度に変更します(クリスタ)。

bandicam 2016-07-27 20-03-02-278

 

コミスタの場合は「ストロークの方向」を選択し、
「範囲」の設定を180度、向きを0度に設定します。

2016y06m10d_200935700

 

 

以上の設定を行うと
ストロークの方向に沿って岩壁を描けるようになります。

2016y06m11d_010730500

 

 

 

設定が終わったら実際に岩壁を描いていきます。

まずは下絵のラインに沿ってブラシをストロークし、一番上の崖を描きます。

2016y06m10d_201639646

 

 

 

下の崖との区切り、遠近を表すため、輪郭をなぞって太くします。

2016y06m10d_201656746

 

 

 

下に新規レイヤーを作り、二段目を弱めの筆圧で描き、
先ほどと同様に輪郭を若干太くします。

※ブラシ素材は筆圧によって作画サイズが変わるよう初期設定してあります。

2016y06m10d_201735789

 

 

 

同様に三段目、四段目もラフを参考に描いていきます。
下(遠く)に行くほど筆圧を弱く(描画サイズを小さく)しましょう。

2016y06m10d_201738959

2016y06m10d_201741624

 

 

 

対面の崖も同じ要領で描きます。

2016y06m10d_202041989

 

 

 

レイヤーの一番下にグラデーションを貼り、川を作りました。

2016y06m10d_202120993

 

 

 

岩壁の所々にアクセントとして茂みを加えます。
※黒葉ブラシ(遠景用)使用

2016y06m10d_202157060

 

 

 

トーンで影をつけ、立体と遠近を演出して完成です。
ここでは遠く
(下) に行くほど太陽の光と遠ざかるイメージで影をつけました。

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岩壁ブラシ素材は少しの工夫やブラシの設定で様々な表現ができ、
なにより複雑で面倒な岩をストロークのみで描けるのが最大の強みです。

是非お試しください。

 

 

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