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広範囲でも心が折れない!岩地面ブラシ・荒野の描き方

地面は漫画シーンの中でも登場頻度が高い背景です。

平らな地面であればまだしも、延々と続く荒野、
凹凸の多い岩の地面は時間と気力を一気に消耗します。

 

そんな消耗戦とは無縁になるのが岩地面ブラシ素材。
スタンプとストロークだけで、ゴツゴツした岩の荒野を超スピードで描けてしまう素材です。

このページでは岩地面ブラシを使った荒野の描き方をご紹介します。

 

ブラシ素材の線幅補正方法はこちら

ブラシ素材の基本は こちら

 

 

乾いた荒野を描く・メイキング

 

 

自然風景を描くには写真を参考にすると、よりリアリティが出ます。
なるべく著作権に触れないものをチョイスしましょう。
参考写真を見つけたら、それを元に作画を開始します。

 

岩地面ブラシは筆圧でサイズが変わるよう初期設定されています。
まずは岩地面ブラシ(黒)をつかって
赤矢印の方向と筆圧奥から手前へジグザグにストロークし、遠近感をだします。
好みのパターンが出るまで何度塗り重ねてもOKです。

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残りの隙間と奥を岩地面ブラシ(白)で埋めます。

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新規レイヤーを作り、奥に岩山を描きます。
ここでは「大岩ブラシ(白)横長」をスタンプしました。
把握できる範囲で複数のレイヤーに分けて描くと、後々の修正がしやすくなります。

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奥の遠近を演出するため、削りブラシやペンで奥の部分を白く塗りつぶします。
透明色で削るとブラシの白地も一緒に消えてしまうので、
できるだけ白色での加筆をお勧めします。

 

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新規レイヤーを作り、手前と奥に木々を追加します。
ここでは黒葉ブラシ(遠近用)、森ブラシを使用しています。

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木々の印象を柔らかくするため、奥に行くほど薄くなるよう斜線で削ります。
・手描き風斜線ブラシ使用

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バランス調整用に更に木々を追加します。
・手描き風森ブラシ使用

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枯れ木を置いて荒野の雰囲気を出します。
・枯れ木ブラシ黒(白入り)使用

これでおおまかな作画は完了です。
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最後に仕上げをします。

木々のレイヤーと岩地面のレイヤーの中間に薄いグラデトーンを貼ります。
各ブラシには白地が入っているため、
白地を利用するとトーンを切り取る手間が省けます。

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用紙を透明にすると白地がまばらになっています。
せっかくなのでこれを利用します。

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白地の下、最下部に薄いグラデトーンを貼りました。
岩地面の窪みの影が自動的に演出されました。

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更に最下部に空にトーンを貼ります。


空トーンの色も白地の隙間に現れました。
湿地帯のようになりましたが、これはこれでありなので作業は完了です。

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ブラシの白地はきちんと利用すれば作業効率をあげ、
思わぬ相乗効果を産むこともあります。

是非お試しください。

 

 

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