Shopping Cart

こんなに楽でいいの?幹枝根ブラシ素材・複雑な木の根の描き方

複雑に絡み合う木の根は作画が難しく、膨大な時間と技量が必要です。

地面からむき出した木の根はコスパの悪さから敢えて描かない描き手さんも多いでしょう。

 

しかし幹枝根ブラシを使えばそんな一歩進んだ複雑表現も、
驚くほどの手軽さで描けてしまいます。

このページでは幹枝根ブラシ横線を使った、木の根のメイキングをご紹介します。

 

ブラシ素材の線幅補正方法はこちら

ブラシ素材の基本は こちら

 

幹枝根ブラシ素材で複雑な木の根を描く

 

自然風景を描くには写真を参考にすると、リアリティが出ます。
まずは気に入った写真を探し、それを参考にラフを描きます。

2016y07m19d_190801641

 

 

 

枝幹根ブラシには4つ (+α)の種類があり、これら組み合わせて作画を行います。

2016y07m19d_190801643

※幹枝根ブラシ素材の使い方とコツの詳細はこちら

 

 

 

それでは実際に木を描いていきます。
始めに幹ブラシで軸となる幹をストロークします。

2016y07m19d_190812445

 

 

 

幹枝根ブラシを効率的に使いこなすには、幹の上下にレイヤーを作るのがコツです。

2016y07m19d_190812446

 

 

 

幹の下に新規レイヤーを作り、幹の背面の根を描きます。

ラフに沿ってシルエットを整えるように大、小のブラシをストロークします。

2016y07m19d_190852748

 

 

 

幹の上に新規レイヤーを作り、幹の手前の根を描きます。
大、小、極小のブラシを使って描けるだけの根を描きましょう。

2016y07m19d_190937854

 

 

不自然に幹に張り付いた根と、途切れている根の先端を修正していきます。

2016y07m19d_190937855

 

 

 

手持ちの削りブラシを使い、先端を透明色で削ればOKです。
根と幹を別のレイヤーに描くと、幹を傷つけずに不要な部分だけを削れます。

ここでは省いていますが、細かい根 (赤丸内)も別レイヤーで描くと、
継ぎ目の削り修正がしやすくなります。

2016y07m19d_191024527

 

 

 

白地を非表示(透明部分を表示)にした状態。この白地を利用します。

2016y07m19d_191024529

 

 

 

根の白地の下に土台となる土や草を描きます。
草地面ブラシ(黒)、黒葉ブラシ(遠景用)使用

2016y07m19d_191246213

 

 

 

根の白地土台中間細かい根を描きます。
・枝ブラシ(白)使用

2016y07m19d_191329957

 

 

 

細かい根土台中間に落ち葉を加えます。
・落ち葉ブラシ(軽め)(朽ち)使用

2016y07m19d_191337363

 

 

手前の地面と根の土台にグラデトーンを貼りました。
太い根の下に任意でベタ影を足して重量感を加えます。

2016y07m19d_191416468

 

 

 

細かい根が目立ちすぎているので、上から斜線の影を加えて馴染ませます。
・手描き風斜線ブラシ使用

2016y07m19d_191456300

 

 
最上部にレイヤーを作り、
幹枝根ブラシ横線(黒)をストロークして手前の根を描きます。

2016y07m19d_191516038

 

 

 

遠近の基本、手前を黒く、奥を白くを強調するため、
手前の根にグラデトーンを貼りました。

更に不自然に残っていた根の継ぎ目部分をホワイトで塗りつぶして修正します。
 

2016y07m19d_191732550

 

 

 
最上部にレイヤーを作り、舞い散る落ち葉を。
最下部にレイヤーを作り、木の後ろに落ち葉を加えて完成です。

2016y07m19d_191919599

 

 

最終的なレイヤー構成です。

レイヤーを複数に分けると修正が手軽になり、仕上げ効率も上がります。
修正を終えたら、レイヤーを統合してOKです。

※ここでは手順どおりに小分けにしていますが、レイヤー数は自由でかまいません。

2016y07m20d_000500626

 

 

幹枝根ブラシ素材を使えば面倒な木の作画時間を圧倒的に短縮できます。
そして決まりきったパターンではない、自由な木の造形をデザインできます。

描き上げた木を素材登録して使えば、
オリジナリティをキープしたまま作業効率を上げられます。

是非ご利用ください。

 

 

関連素材